パンフレット作成費用を安く抑える6つの視点|デザイン制作や印刷費用を安くする方法を解説

ンフレット作成費用を安く抑える6つの視点|デザイン制作や印刷費用を安くする方法

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パンフレットは、企業の会社案内や採用パンフレット、学校の学校案内や文化祭パンフレットなど、多様な場面で利用されています。
また、市場のニーズや動向が日々変化するため、常に最新情報を提供することが求められ、そのためにWebサイトやSNSが活用されていますが、パンフレットでも同様です。

WebサイトやSNSで最新情報を伝えていても、内容が古いパンフレットを手に取った読者の印象は不利に働くでしょう。
しかし、WebサイトやSNSとは違い、パンフレットは容易に内容を更新するのが難しい側面もあります。
そのたびに費用がかかるからです。

それでは、どうしたらよいのでしょうか。
本記事では、パンフレット作成費用を抑える方法として、デザインや印刷で工夫できることについて解説します。
ぜひ参考にしてください。

まずは、パンフレット作成費用の内訳を把握する

パンフレット作成にかかる費用には、プランニング、企画費、ディレクション費、デザイン制作費、取材費、撮影費、コピーライティング費、印刷費などがあります。
作成するパンフレットの内容や依頼先の会社によって、これらの費用は異なる場合があります。
重要なのは、一般的な費用の内訳を事前に把握することです。
そうすれば、「A社は安かったから頼んだけど、提案をしてくれない」「見積もりに印刷費は含まれていなかった」といったトラブルに直面することは少なくなるでしょう。
また、複数社の見積もりを比較する際や、自社内で費用を抑える方法を検討する場面でも役立ちます。

Aside1.車の購入で父から学んだこと

執筆者

あなたは車を購入する際、無駄な出費を抑えるために、何か工夫していることはありますか?
私は、はじめて車を買った時に、父からいくつかのことを学びました。ここでは、その中から3つご紹介します。

①グレードやオプションの選択方法
まずは必要な機能を明確にし、その機能が標準で備わっているグレードの見積書を取得する。そして、下位グレードにその機能をオプションで付けた場合の見積書ももらう。
これら2つの見積内容を比較し、機能の違い、価格差、実用性と照らし合わせて、自分にとって最適なグレードとオプションを選択するようにする。

②納車費用を確認する
納車は、出来る限り直接ディーラーに受け取りに行く

③車庫証明取得費用の確認
車庫証明は自分で手配し取得する

基本となっている考え方は、車購入の時にかかるさまざまな費用を把握し、それが自分にとって本当に必要かを考えることで、無駄を省こうとするものです。
この方法によって、私は車を購入した後で無駄な出費をしたと後悔することがありません。

パンフレット作成の費用を安く抑える具体的な方法

①自社内でデザイン制作を行う

1)インハウスデザイナーがデザインを制作する

インハウスデザイナーとは、企業や団体の内部に所属するデザイナーです。
社内にデザイナーがいる場合、自社でデザインを制作するという選択肢を考慮すると良いでしょう。
その理由は、インハウスデザイナーが自分の所属する組織のブランドやビジョン、ターゲットのニーズを深く理解しているからです。

2)オンライングラフィックツールを活用する

最近では、無料または低価格の多種多様なオンライングラフィックツールが提供されています。
プロのデザインスキルがない場合でも、多くのテンプレートが用意されているので、簡単なデザインであれば制作可能です。
ただし、制作できるデザインには限りがあり、高品質な印刷物や複雑なデザインが必要な場合は、プロのデザイナーに依頼することを検討しましょう。

②パンフレットを作成前、具体的に計画を練る

パンフレット作成に入る前に、パンフレットの目的、ターゲット、メッセージなどを明確にし、掲載する情報を整理することで、スムーズな進行が可能となります。
また、デザインに関する参考資料やアイデアを事前に集め、デザイナーに提供することで、デザインプロセスを円滑に進められます。
これにより、無駄な修正や多くの打ち合わせを減らすことができ、時間とコストを節約できます。
自社での計画作りが難しい場合も、制作会社と協力して進めることは可能ですが、その場合でも十分なスケジュール配慮が必要です。

③ニーズに応じて依頼先を選ぶ

パンフレットの作成は、印刷会社だけでなく、広告代理店やデザイン会社にも頼むことができます。
見積もりを数社から取る場合は、デザイン制作だけでなく、印刷物完成にかかるトータルコストも考慮しましょう。
もし、デザインはデザイン会社に、印刷は印刷会社にと依頼先を分けている場合は、デザインから印刷・製本まで請け負える印刷会社に依頼することで、手間も減らせる可能性があります。

また、デザインについてじっくり相談したい、印刷加工の相談もしたいなどの希望がある場合は、まずは相談からスタートし、あなたの悩みを解決してくれそうな依頼先を探すことも大切です。

担当者

印刷においては、用紙、サイズ、製本方法、部数、納期などにより、各会社の見積もり額は大きく異なることがあります。
その理由の一つは、ネット印刷を含め、各印刷会社にはそれぞれの得意分野が存在するからです。
また、パンフレットだけでなく、他の印刷物も定期的に作成する場合には、その計画についても事前に相談すると良いでしょう。
そうすることで、最適な生産体制を確立し、効率的な生産が可能になります。
これは見積もりにも反映され、品質の安定にもつながるなど、多くのメリットがあります。

依頼先別の特徴

  • 広告代理店
    一般的に広告代理店は、広告戦略の提案、マーケティング支援、広告枠の提案・提供、広告の管理・分析をサービスとして提供します。また社内外のクリエイティブ制作スタッフと連携し、広告キャンペーンのプランニングやデザイン制作なども行います。依頼者はデザインだけでなく印刷の手配や広告運用まで、一括して広告代理店に依頼出来るため、手間や労力を減らすことも可能となります。
    ただし一般的に、パンフレットなどの印刷物のデザインだけを考えた場合は、費用が割高に感じられることがあります。
  • デザイン会社
    デザイン会社は、主にポスターやパンフレット、チラシなどのグラフィックデザインの制作を行う会社です。
    依頼者の目的達成に向けて要望を聞きながら、オリジナルのデザインを制作してくれます。
    印刷は印刷会社に依頼することになりますが、デザイン会社が印刷品質をコントロールすることは難しいため、せっかくのデザインが台無しにならないよう配慮が必要となります。
  • 印刷会社
    デザイナーやディレクター、ライターなどが在籍し、社内にデザイン部門(クリエイティブ制作チーム)がある印刷会社では、デザイン会社と同様にクオリティの高いデザインを制作することが可能です。
    印刷会社の特徴のひとつは、多岐にわたる業種・規模の顧客の多様な印刷物を取り扱っている事です。
    印刷会社のデザイナーはその経験をもとに、お客様にとって最適なデザインを提供します。
    印刷会社はデザインが活きる印刷表現や仕上がりまでを考えて、完成物(印刷物)を作る事が得意です。
    ただし、会社によっては社内にデザイナーが在籍していない場合があるため、事前に対応範囲を確認すると良いでしょう。

④刷り直しを防ぐ

パンフレットなどの印刷物は、印刷した後で内容を変更することができません。
掲載している内容を変更する場合は、再度印刷(刷り直し)が必要となります。
そのようなことがないように、掲載内容を十分精査した上で原稿を準備し、修正の指示も慎重に行うことが大切です。
しかし、いくら注意を払っても誰にでも間違うことはあります。
もし、あなたが一人でパンフレット作成を担当されているなら、それはなおさらです。
印刷会社の校正専門スタッフによるチェックを受けることをおすすめします。

担当者

例えば当社では、「誤字・脱字・変換ミス、日付と曜日の不整合」等の明らかな不備は赤字で記し、「表現(例:”さま”と”様”)や文体(例:です・ます等)、和暦と西暦の統一性、表紙・目次・本文の整合性」等、お客様の方で再確認された方が良いと思われる内容は、青字でわかりやすく記したものを、ご要望に応じて提供しています。詳しくはこちらをご覧ください。

⑤適切な用紙・ページ数にする

用紙の種類は、印刷の色や質感に影響しますので、パンフレットの目的やイメージに合わせて選びます。
しかしながら、高級感を出したいという理由で、無駄に厚いものや光沢のある用紙を使うと、費用が高くなる場合があります。
また、表紙と本文(中身のページ)の用紙を同じものにすると、費用が下がることもあります。ただし、表紙に高品質な写真やイメージが含まれている場合などには注意が必要です。

パンフレットを郵送する場合には、サイズや重量も慎重に検討する必要があるでしょう。
そして、パンフレットのページ数を減らすことで、デザインや印刷にかかる費用を削減できる可能性があります。
印刷効率の良いページ数は、印刷会社の設備や仕様によって異なる場合があるため、最適なページ数を確認してみてはいかがでしょうか。

用紙の選び方や最適なページ数については、印刷会社に相談することをおすすめします。

⑥部数は最適か、まとめて印刷できないか

多くの場合、同じパンフレットであれば、印刷量が増えると一冊当たりにかかる費用が下がります。
使用する数量がわかっているのであれば、全数量をまとめて印刷することは費用を抑える選択肢として有効ですが、次のことに注意が必要です。

  • すぐに使用しないパンフレットの保管場所が必要となる
  • 途中でパンフレットの内容を変更する場合、追加で費用がかかる
  • 不使用のパンフレットが多いと、印刷費用が無駄になるだけでなく、余った印刷物を廃棄するための費用も増える

印刷会社と相談し、まとめて印刷した方が良いか、増刷で対応した方が良いか検討しましょう。

最後に-注意点

パンフレット作成費用を安く抑える、いくつかの方法を説明してきました。
しかし、忘れてはならない重要な点があります。
それは、「パンフレットは目的を達成するために作る」ということです。
費用を抑えることを最優先にした結果、目的が達成出来なくなってしまったら本末転倒と言わざるを得ません。
もし、パンフレットのクオリティが下がる、問い合わせや売上が減る、担当者の業務がひっ迫して他の業務に支障が出る、このような状況に陥ってしまうのであれば、再度検討する必要があるでしょう。
目的達成のために何が必要かを見極め最適化しようとする際には、どこに依頼先するか選ぶことも大変重要です。
単にパンフレットのデザインや印刷だけを考慮する会社なのか、それとも、あなたの会社の目的に対して共に考えるパートナーとなるかかどうかを見極めることが重要です。

Aside2.後日談-車の購入で父から学んだこと

執筆者

冒頭で「車購入の話」をしましたが、実は、後日談があります。
私は父のアドバイス通り、自分で車庫証明を取得しようと試みました。
ところが、書類の記入方法や窓口で煩わしい手続きの上に、申請が平日の16時までという制限があったため仕事の都合をつけるのも大変でした。
そのことを父に伝えたところ、「プロ(ディーラー)に費用を払って任せることで、自分の貴重な時間や労力を浪費しなくて済むと感じたなら、それはお前にとって価値があるという事だ。次回からは、ディーラーに依頼すれば良い」と言われました。
つまり父が教えてくれたのは、「ただ車を安く買う」方法ではなく、車購入を通じて「自分にとって価値のあることを見定め、それに対する投資は無駄ではない」ということ、そして「自分にとっての価値には惜しまず対価を払う」というお金の使い方についてだったのです。
この記事の執筆が、故人となった父の教えを思い出すきっかけとなり、余談として記載させていただきました。

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この記事を書いた人

このお役立ち記事は、私がこれまでにお客様のプロモーション課題に取り組んできた経験や、お客様からお寄せいただいた質問をもとに執筆しています。印刷をデザインやマーケティングの観点も交えながら、読者の方に少しでも分かりやすくお伝えする事を心掛けています。