
この記事の結論
パンフレット作成費用を安く抑えるには、単に価格だけを見るのではなく、費用の内訳を理解したうえで、自社でできることと依頼すべきことを整理すること、そして目的に合った依頼先や仕様を選ぶことが大切です。
パンフレット作成費用を抑えたいと考える方は多いでしょう。
ただし、安さだけを優先すると、必要な情報が伝わらない、品質が期待に届かない、修正が増えて結果的にコストがかさむといったリスクもあります。
この記事では、パンフレット作成費用の内訳やコストを見直す方法、あわせて注意したいポイントについて解説します。
この記事で分かること
- パンフレット作成費用の主な内訳
- 費用を抑えるために見直しやすいポイント
- 依頼先を選ぶ際に確認したいこと
- 費用を抑えすぎることで起こりやすい失敗
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まずは、パンフレット作成費用の内訳を把握する
パンフレット作成費用を抑えたい場合、最初に行いたいのは、どの工程に費用がかかるのかを把握することです。
費用の内訳を知らないまま見積もりを比較すると、「安いと思って依頼したら必要な作業が含まれていなかった」「印刷費は安いが、修正や追加対応で費用が増えた」といったことが起こりやすくなります。
パンフレット作成では、一般的に次のような費用が発生します。
- 企画・構成費用
パンフレットの目的やターゲットを明確にし、内容を構成するための費用 - デザイン費用
パンフレットのデザインを制作するための費用。ページ数やデザインの複雑さにより異なる - 原稿作成費用
文章やキャッチコピーをプロに依頼する場合に発生する費用 - 写真撮影・イラスト制作費用
写真撮影やイラストをオリジナルで用意する場合の費用 - 印刷費用
用紙の種類、加工方法、印刷部数によって変動する - ディレクション費・進行管理費
制作全体の管理や調整にかかる費用
このように、パンフレット作成費用は「印刷代」だけで決まるわけではありません。
どこにコストがかかっているかを知ることが、費用を抑える第一歩です。
パンフレット作成費用を抑える6つの方法
①自社内でデザイン制作を行う
1)インハウスデザイナーがデザインを制作する
インハウスデザイナーとは、企業や団体の内部に所属するデザイナーです。
社内にデザイナーがいる場合、自社でデザインを制作するという選択肢を考慮すると良いでしょう。
その理由は、インハウスデザイナーが自分の所属する組織のブランドやビジョン、ターゲットのニーズを深く理解しているからです。
2)オンライングラフィックツールを活用する
最近では、無料または低価格の多種多様なオンライングラフィックツールが提供されています。
プロのデザインスキルがない場合でも、多くのテンプレートが用意されているので、簡単なデザインであれば制作可能です。
ただし、制作できるデザインには限りがあり、高品質な印刷物や複雑なデザインが必要な場合は、プロのデザイナーに依頼することを検討しましょう。
②パンフレットの目的・ターゲット・掲載内容を事前に整理する
費用がかさみやすい原因のひとつが、方向性が曖昧なまま制作を始めることです。
目的やターゲットがはっきりしていないと、構成の見直しやデザイン修正が増え、打ち合わせや再提案の回数も多くなります。
そこで、制作前に少なくとも次の点を整理しておくことが大切です。
- 何のためにつくるのか
- 誰に向けて配るのか
- どの場面で使うのか
- 何を伝えたいのか
③目的に応じて依頼先を選ぶ
パンフレットの作成は、印刷会社だけでなく、広告代理店やデザイン会社にも頼むことができます。
見積もりを数社から取る場合は、デザイン制作だけでなく、印刷物完成にかかるトータルコストも考慮しましょう。
もし、デザインはデザイン会社に、印刷は印刷会社にと依頼先を分けている場合は、デザインから印刷・製本まで請け負える印刷会社に依頼することで、手間も減らせる可能性があります。
また、デザインについてじっくり相談したい、印刷加工の相談もしたいなどの希望がある場合は、まずは相談からスタートし、あなたの悩みを解決してくれそうな依頼先を探すことも大切です。

印刷においては、用紙、サイズ、製本方法、部数、納期などにより、各会社の見積もり額は大きく異なることがあります。
その理由の一つは、ネット印刷を含め、各印刷会社にはそれぞれの得意分野が存在するからです。
また、パンフレットだけでなく、他の印刷物も定期的に作成する場合には、その計画についても事前に相談すると良いでしょう。
そうすることで、最適な生産体制を確立し、効率的な生産が可能になります。これは見積もりにも反映され、品質の安定にもつながるなど、多くのメリットがあります。
依頼先別の特徴
- 広告代理店
一般的に広告代理店は、広告戦略の提案、マーケティング支援、広告枠の提案・提供、広告の管理・分析をサービスとして提供します。また社内外のクリエイティブ制作スタッフと連携し、広告キャンペーンのプランニングやデザイン制作なども行います。依頼者はデザインだけでなく印刷の手配や広告運用まで、一括して広告代理店に依頼出来るため、手間や労力を減らすことも可能となります。
ただし一般的に、パンフレットなどの印刷物のデザインだけを考えた場合は、費用が割高に感じられることがあります。 - デザイン会社
デザイン会社は、主にポスターやパンフレット、チラシなどのグラフィックデザインの制作を行う会社です。
依頼者の目的達成に向けて要望を聞きながら、オリジナルのデザインを制作してくれます。
印刷は印刷会社に依頼することになりますが、デザイン会社が印刷品質をコントロールすることは難しいため、せっかくのデザインが台無しにならないよう配慮が必要となります。 - 印刷会社
デザイナーやディレクター、ライターなどが在籍し、社内にデザイン部門(クリエイティブ制作チーム)がある印刷会社では、デザイン会社と同様にクオリティの高いデザインを制作することが可能です。
印刷会社の特徴のひとつは、多岐にわたる業種・規模の顧客の多様な印刷物を取り扱っている事です。
印刷会社のデザイナーはその経験をもとに、お客様にとって最適なデザインを提供します。
印刷会社はデザインが活きる印刷表現や仕上がりまでを考えて、完成物(印刷物)を作る事が得意です。
ただし、会社によっては社内にデザイナーが在籍していない場合があるため、事前に対応範囲を確認すると良いでしょう。
④刷り直しを防ぐ
パンフレットなどの印刷物は、印刷した後で内容を変更することができません。
掲載している内容を変更する場合は、再度印刷(刷り直し)が必要となります。
そのようなことがないように、掲載内容を十分精査した上で原稿を準備し、修正の指示も慎重に行うことが大切です。
しかし、いくら注意を払っても誰にでも間違うことはあります。
もし、あなたが一人でパンフレット作成を担当されているなら、それはなおさらです。
印刷会社の校正専門スタッフによるチェックを受けることをおすすめします。

例えば当社では、「誤字・脱字・変換ミス、日付と曜日の不整合」等の明らかな不備は赤字で記し、「表現(例:”さま”と”様”)や文体(例:です・ます等)、和暦と西暦の統一性、表紙・目次・本文の整合性」等、お客様の方で再確認された方が良いと思われる内容は、青字でわかりやすく記したものを、ご要望に応じて提供しています。詳しくはこちらをご覧ください。
⑤適切な用紙・ページ数にする
用紙の種類は、印刷の色や質感に影響しますので、パンフレットの目的やイメージに合わせて選びます。
しかしながら、高級感を出したいという理由で、無駄に厚いものや光沢のある用紙を使うと、費用が高くなる場合があります。
また、表紙と本文(中身のページ)の用紙を同じものにすると、費用が下がることもあります。ただし、表紙に高品質な写真やイメージが含まれている場合などには注意が必要です。
パンフレットを郵送する場合には、サイズや重量も慎重に検討する必要があるでしょう。
そして、パンフレットのページ数を減らすことで、デザインや印刷にかかる費用を削減できる可能性があります。
印刷効率の良いページ数は、印刷会社の設備や仕様によって異なる場合があるため、最適なページ数を確認してみてはいかがでしょうか。
用紙の選び方や最適なページ数については、印刷会社に相談することをおすすめします。
⑥部数は最適か、まとめて印刷できないか
多くの場合、同じパンフレットであれば、印刷量が増えると一冊当たりにかかる費用が下がります。
使用する数量がわかっているのであれば、全数量をまとめて印刷することは費用を抑える選択肢として有効ですが、次のことに注意が必要です。
- すぐに使用しないパンフレットの保管場所が必要となる
- 途中でパンフレットの内容を変更する場合、追加で費用がかかる
- 不使用のパンフレットが多いと、印刷費用が無駄になるだけでなく、余った印刷物を廃棄するための費用も増える
印刷会社と相談し、まとめて印刷した方が良いか、増刷で対応した方が良いか検討しましょう。
費用を抑えすぎると何が危険か
費用を抑えることは大切ですが、安さだけを優先すると、かえって成果を損なうことがあります。
情報が伝わりにくくなる
費用削減のために掲載内容の整理を十分に行わないまま制作すると、情報の優先順位が曖昧なパンフレットになりやすくなります。
結果として、読み手に何を伝えたいのかがぼやけてしまうことがあります。
安っぽい印象になる
用紙や加工、デザインの質を必要以上に落とすと、安っぽい印象につながる場合があります。
特に、企業案内や学校案内、採用パンフレットのように第一印象が重要な媒体では、見た目の印象が信頼感に影響することもあります。
修正が増えて、かえって費用がかかる
準備不足のまま制作に入ると、後から内容変更やデザイン修正が増えやすくなります。
初期費用を抑えたつもりでも、再調整の積み重ねで結果的にコストが上がることがあります。
見積もり外の費用が発生する
価格だけで依頼先を選ぶと、必要な作業が見積もりに含まれていないことがあります。
たとえば、原稿整理、写真加工、校正、修正対応などが別料金で、最終的には想定以上の費用になるケースもあります。
品質や納期のトラブルにつながる
制作体制やサポート内容を十分に確認しないまま依頼すると、仕上がりやスケジュールに問題が生じる可能性があります。
パンフレットは配布タイミングが重要なことも多いため、価格だけでなく、進行体制や対応力も見ておきたいところです。
まとめ
パンフレット作成費用を安く抑える方法について、いくつかのポイントを紹介してきました。
しかし、忘れてはならない重要な点があります。
それは、パンフレットは目的を達成するために作るものだということです。
費用を抑えることを最優先にした結果、パンフレット本来の目的が達成できなくなってしまっては本末転倒です。
もし、パンフレットのクオリティが下がる、問い合わせや売上が減る、担当者の業務がひっ迫して他の業務に支障が出るといった状況に陥るのであれば、費用の抑え方を再検討する必要があるでしょう。
目的達成のために何が必要かを見極め、全体を最適化しようとする際には、どこに依頼するかを選ぶことも大変重要です。
単にパンフレットのデザインや印刷だけを考える会社なのか、それとも、あなたの会社の目的に対して共に考えるパートナーとなる会社なのかを見極めることが大切です。
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| 社名 | 株式会社ゼンリンプリンテックス |
| URL | https://zpx.co.jp/ |
| 設立 | 1947年 9月 |
| 事業所 | 東京、福岡、熊本 |
| 関係会社 | 株式会社ゼンリン、株式会社ゼンリンデータコム、株式会社ジオ技術研究所など 関係会社一覧 |

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このお役立ち記事は、私がこれまでにお客様のプロモーション課題に取り組んできた経験や、お客様からお寄せいただいた質問をもとに執筆しています。印刷をデザインやマーケティングの観点も交えながら、読者の方に少しでも分かりやすくお伝えする事を心掛けています。



















