漫画プロモーション用のマンガ制作方法を解説!安心してプロモーションに漫画を活用するために

漫画プロモーション・初めてでも安心!プロモーション用漫画の制作方法を解説
【この記事がおすすめの方】
  • プロモーションに漫画を活用したい方
  • 広報PRににマンガを活用してみたいとお考えの方
  • 広告や販売促進に漫画の活用を検討中の方
  • これからプロモーション用漫画を依頼する方

漫画をプロモーションに活用するなら
ゼンリンプリンテックスのマンガ制作

この記事の目的と概要

漫画を使用したプロモーションは、その視覚的な魅力とストーリーの力によって、広告やPRなどプロモーションの手段として注目されています。実際、多くの企業が、消費者とのコミュニケーションに効果的な手段として、漫画を広告やPRツールの一つとして採用しています。

しかし、いざ漫画を広告やPRツールとして活用しようとした時に、具体的な進め方が分からずに立ち止まってしまうケースが多いのも事実です。とりあえずいつものデザイン会社に相談したものの、うまくいかなかったということもあるでしょう。

では、これは一体なぜなのでしょうか

専門家の重要性と基本的な知識の必要性

プロモーションに漫画を活用する近道は、「プロモーション」と「漫画」それぞれの知識と制作技術を持ち、それらを効果的に活用できる専門家に相談することです。
なぜなら、効果的な漫画プロモーションを実現するためには、プロモーションと漫画の「専門知識」と「スキル」を融合させることが必要だからです。
そして、このような専門家を依頼先として選ぶためには、発注する側もプロモーション用の漫画について基本的な知識を持つことをおすすめします。プロモーション用の漫画に関する基礎知識があると依頼先を比較・検討する際に役立つだけでなく、依頼先とのコミュニケーションが円滑になることで、余計なコストの発生が避けられますしより良いコンテンツ制作につながるでしょう。
本記事では、この背景を踏まえ、プロモーション漫画に関する基本的な知識として、プロモーション漫画の種類、活用先、依頼の流れ、費用の相場について説明します。
ぜひ、この記事をあなたのプロモーション漫画制作にご活用ください。

【特徴】漫画プロモーションの魅力とその効果

まず、漫画プロモーションの魅力について簡単に説明します。プロモーションに漫画を活用するとどのような効果が見込まれるのでしょうか。

  • 視覚的な訴求力
    漫画はビジュアルで情報を伝えるため、読者の注意を引きやすく、理解も深まります。特に複雑な情報を視覚的に簡単に伝えることができるため、多くの企業が広告手段として活用しています。
  • 複雑な内容をわかりやすく伝えられる
    文章や画像だけでは伝えにくい内容を、キャラクターやストーリーを通じて漫画化することで、より分かりやすく伝えることができます。複雑な製品やサービスの説明など情報をわかりやすく伝えたい場合に有効です。
  • 親しみやすさ
    漫画は老若男女問わず親しみやすい形式であり、幅広い層にリーチできます。これにより、ターゲットオーディエンスの範囲が広がり、マーケティングの効果が増大します。
  • 感情的なつながり
    キャラクターやストーリーを通じて、読者と感情的なつながりを築くことができます。キャラクターの感情やストーリーの展開に共感することで、ブランドや製品に対する親近感が生まれます。
  • 記憶に残りやすい
    ビジュアルとストーリーの組み合わせにより、情報が記憶に残りやすくなります。視覚的な要素と物語が組み合わさることで、読者は情報をより長く記憶に留めやすくなります。
  • エンゲージメント率の向上
    魅力的なコンテンツであるため、エンゲージメント率が高く、シェアされやすいです。特にソーシャルメディアでのシェアやコメントが増え、自然な口コミ効果が期待できます。

このように、プロモーションに漫画を上手に活用すると様々な効果を見込めます。

PR用漫画と広告用漫画

PR用漫画

PR漫画は、企業などがPRのために制作する漫画のことで、商品やサービスの認知拡大や顧客との関係強化などを目的として使用され、自社のSNSやホームページ、PRツールなどで広く活用されています。

広告用漫画

漫画広告は、特定の商品やサービスを広告媒体において、漫画形式で宣伝する手法です。

担当より

プロモーションは、商品をどうやって認識させ購買に導く、企業(組織)と顧客(消費者)との総合的なコミュニケーションを指します。プロモーションの構成要素(プロモーション・ミックス)には、広告 (Advertising)、販売促進 (Sales Promotion)、PR (Public Relations)、人的販売 (Personal Selling)があります。詳しくは「PRとプロモーションの違いをマーケティング視点でわかりやすく説明」をご覧ください。

プロモーション用漫画の種類

商品・サービス紹介漫画

商品紹介漫画は、製品やサービスの特徴をわかりやすく伝えるためのものです。漫画形式で商品の使い方や利点を説明することで理解を深め、購買意欲を高めます。

企業ストーリー漫画

企業ストーリー漫画は、企業の歴史や理念、働く人々のストーリーを描くことで、ブランドイメージを向上させるものです。企業の裏側を知ってもらうことで、ステークホルダーの共感を得やすくなります。

教育・啓発漫画

教育・啓発漫画は、特定の知識や情報を伝えるために使用されます。例えば、歴史や製品の使い方や安全に関する情報、環境保護の啓発などに効果的です。複雑な情報を視覚的にわかりやすく伝えることができます。

キャンペーン漫画

キャンペーン漫画は、特定のプロモーションやキャンペーンを告知するためのものです。例えば、広告に期間限定のセールやイベントを漫画形式で掲載することで、注目を集めやすくなります。

顧客体験漫画

顧客体験漫画は、実際の体験談を元にしたストーリーを描きます。顧客の声を漫画で紹介することで、信頼性が向上し、新たな顧客獲得に繋がります。

【用途】漫画プロモーションの活用シーン

漫画プロモーションは多様な媒体で活用できます。以下にいくつか活用先を紹介します。

WEBサイト・LPなど

自社サイトやLP(ランディングページ)に漫画を掲載することで、訪問者の興味を引きやすくなります。LPでは、画面スクロールを促進したりサイト滞在時間を延ばす効果が見込めます。ただし、コンテンツによっては漫画だけを読んで離脱され、逆効果となる場合があります。事前に漫画の内容やWEBページの掲載位置をよく検討し、公開後もWEBページの分析結果を見ながら改善を繰り返すようにします。

イベントや展示会

イベントや展示会で配布する資料やブース装飾に漫画を使用することで、来場者の興味を引き、印象に残りやすくなります。イベント後も手元に残るため、後から見返してもらえる効果があります。展示会のブースで漫画を活用することで、訪問者との会話のきっかけを作りやすくなります。

各種広告

オンライン広告や紙媒体広告に漫画を活用することで、目を引きやすくなります。漫画形式の広告は、視覚的に魅力的で、情報を簡潔に伝えることができるため、読了率アップに寄与します。

広報誌などPRツール

広報誌やニュースレターにも漫画を活用することで、読者にとって読みやすく、情報が伝わりやすくなります。社員紹介や会社の取り組みを漫画で伝えることで、親近感を持ってもらうことができます。

ソーシャルメディア

SNSで漫画を投稿することで、より多くのユーザーにリーチできる傾向があり、エンゲージメント向上も期待できます。

【依頼先】プロモーション漫画はどこに発注できる?

プロモーション漫画の制作は漫画専門の会社、印刷会社、デザイン会社、フリーランスなどに依頼できる

プロモーション漫画を依頼する際には、さまざまな選択肢があります。それぞれの特徴と利点を理解して、自社に最適な依頼先を選びましょう。

制作会社(漫画専門の会社・印刷会社・デザイン会社)

漫画が制作可能な制作会社に依頼することで、プロフェッショナルな作品が期待できます。また、多くの実績とノウハウを持つ制作会社は、信頼性が高く、クオリティの高い作品を提供してくれます。

担当より

制作会社には、漫画専門の会社、印刷会社、デザイン会社などがあります。
印刷会社やデザイン会社の場合は、漫画制作が可能な会社は限られますので事前に確認が必要です。
なお、漫画制作が可能な印刷会社であれば、パンフレットや冊子など媒体のデザインや印刷もまとめて依頼できる、その媒体の中で効果的な活用を相談できるなどのメリットがあります。

広告代理店

広告代理店に依頼することで、マーケティング戦略と連携した漫画プロモーションが可能です。

フリーランスの漫画家

フリーランスの漫画家に依頼すると、直接コミュニケーションを取りながら進められることが多いようです。独自のクリエイティブな視点を持ち、オリジナリティのある作品を提供してくれます。また、フリーランスの漫画家とつなぐネットサービスもあります。

自分で描く

絵に自信がある方は自分で描くという手もあります。その場合は、マーケティング(プロモーション)の視点も交えてシナリオやキャラクター設定をするように心がけてください。

【ポイント】プロモーション漫画の制作を依頼する前に

プロモーション漫画を依頼する際には、以下のポイントを押さえて、その内容を依頼先と共有することをおすすめします。

ゴールを正確に理解する

私たちは日頃の業務において、目標もなく何かに取り組むことはないはずです。達成したいゴールがあって、そのために必要なこと(成功要因)は何かを検討し具体的に活動するでしょう。プロモーション漫画を制作する際にも、明確な目標設定が不可欠です。単に物語を作り上げるだけでなく、漫画を通じて達成したい具体的なゴールを定め、その漫画が何を達成しようとしているのかを明確にし、明文化しておくようにします。

目的とターゲットを明確にする

漫画プロモーションの目的とターゲットを明確にしましょう。誰に届けたいのかをはっきりさせることで、制作の方向性が決まります。目的が明確であればあるほど、制作側も適切な提案がしやすくなります。また、ターゲット層の好みや消費行動、直面している問題点を深く理解することが求められます。例えば、日常でどのような悩みを抱えているのか、どのようなコンテンツに興味を持っているのかを把握しておくことが重要です。

伝えたいメッセージを明らかにしておく

どのようなメッセージを伝えたいのかをはっきりさせることが大切です。特に、複雑な情報や重要なメッセージを漫画で伝える際には、その内容が読者にしっかりと伝わるように工夫しましょう。

具体的なイメージを共有する

具体的なイメージを制作側と共有することも重要です。参考になる作品やアイデアを提示し、イメージのズレを防ぐことで、魅力的な漫画に一歩近づきます。

予算と納期を設定する

予算と納期は明確に設定し、制作側と合意を取っておくことが重要です。予算オーバーや納期遅れを防ぐためにも、はじめにしっかりと話し合っておきましょう。

著作権など権利関係について確認する

後々のトラブルを避けるために、制作物の著作権など権利についても事前に確認しておきましょう。特に、二次利用や改変に関する権利については明確に取り決めておくことが重要です。

企業イメージとの不一致に注意する

漫画のイメージが、企業や製品のブランドイメージと一致しない場合があります。その場合、漫画を使用することが逆効果になることもあります。

【依頼の流れ】プロモーション漫画の依頼から完成まで

プロモーション用の漫画を依頼する際の一般的な流れについて説明します。
※次に示す例は、プロモーション用の漫画制作のみを依頼する場合です。パンフレットやWEBページなど媒体のデザインに関する工程は含んでいません。

ヒアリング・打ち合わせ

ヒアリングや打ち合わせを行います。前項のチェックポイントなどなるべく詳しく情報を共有するようにします。

提案・見積もり

依頼先から提案や見積もりが提示されます。提案は有償の場合もありますので事前に確認するようにします。

契約

制作に関する契約を行います。制作物の二次利用する際などの権利について確認しておくことをおすすめします。

制作開始

制作が始まります。進行管理やフィードバックを行いながら進めます。

フィードバック・修正

漫画の制作段階に応じて必要な確認を行い、必要な修正を行います。

完成

漫画が完成し納品となります。

【費用】プロモーション漫画制作にはいくらかかる?

漫画制作の費用相場は、漫画の用途や目的、要求される品質、修正回数、納期などによって変動するため一概に比較することは難しいです。カラー漫画で5万円を一つの目安にしておくと良いかもしれません。もちろん、これより安価で漫画制作を行う企業やフリーランスは数多く存在します。その際は、次のような費用が後から請求されることがないか、事前に確認しておくことをおすすめします。

追加費用に関するチェックポイント

  1. 追加修正の費用
    修正が何回まで可能な見積り額なのか
  2. 完成した制作物(漫画)の二次利用
    漫画を二次利用する際に別途費用は発生するか(制作物の権利を確認)
  3. 企画・提案費用
    企画の提案から依頼する場合など、別途必要が必要か

正確な見積もりを得るためには依頼先との詳細な打ち合わせが必要です。その際は、前項「プロモーション漫画の制作を依頼する時のチェックポイント」も参考にしてみてはいかがでしょうか。

【選び方】漫画制作の依頼先選びのポイントは?

プロモーション漫画の依頼先を選ぶ際には、ポートフェリオ(作品集)などでどのような漫画を制作できるかを確認します。
そのほかにも、次のようなポイントを考慮して依頼先を選択すると良いでしょう。

事前にコミュニケーション力を確認する

円滑なコミュニケーションが取れるかどうかを確認します。特にプロジェクトの進行中においては、迅速かつ明確なコミュニケーションが取れるかという点は重要です。また、依頼する前の打合せなどで、「きちんと話を聞いてくれるか」「疑問に的確に応えてくれるか」「聞こえの良いことや実現性に欠けることばかり言っていないか」という点もチェックしてみると良いでしょう。

依頼先の特徴(強み)と依頼内容にミスマッチはないか

例えば、パンフレットやWEBのLP(ランディングページ)に漫画を掲載する場合、どのようなタッチで描くと良いか、どの位置に掲載するか、漫画を生かすためにパンフレットやLPのデザインはどうすべきかを考える必要があります。これらの課題を解決するには、マーケティング・プロモーションの知識やそれに伴うデザイン技術が必要不可欠です。それらに精通した依頼先であれば、これらの問題は解決しやすくなります。ただ漫画を描ければ良いというだけでは十分ではありません。
もちろん、これらが自社で考えられるのであれば、ただ漫画を安価に制作してもらえるところでも差し支えないでしょう。ゴールに向けて必要な要素を考え、それに対して自社が不足している点を補ってくれる依頼先を検討するようにします。

柔軟な対応は可能か

急な変更や方針転換にも柔軟に対応できるかどうかを確認します。進行中に、予期しない変更が発生することもあるため、柔軟に対応してくれるパートナーを選ぶようにすると安心です。

まとめ

プロモーション漫画を制作する際には、目標を明確にし、ターゲットや伝えたいメッセージをはっきりさせることが重要です。具体的なイメージを共有し、予算と納期を明確に設定することで、円滑な制作が可能となります。また、制作物の著作権などの権利についても事前に確認し、企業イメージと一致しているかどうかを常に注意しましょう。

費用相場については、用途や品質、修正回数、納期などによって異なりますが、追加費用が発生しないように事前に確認することも忘れずに行いましょう。依頼先を選ぶ際には、コミュニケーション能力、特長と依頼内容の一致、そして柔軟な対応力を持つパートナーを見極めることが成功への鍵です。

このガイドを参考にして、プロモーション漫画の制作を円滑に進め、効果的な広告・PRを実現してください。

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この記事を書いた人

このお役立ち記事は、私がこれまでにお客様のプロモーション課題に取り組んできた経験や、お客様からお寄せいただいた質問をもとに執筆しています。印刷をデザインやマーケティングの観点も交えながら、読者の方に少しでも分かりやすくお伝えする事を心掛けています。