記念誌作成でお困りではないですか?
[実績とノウハウでトータルサポート-ゼンリンプリンテックスの記念誌作成]
企業や団体、学校などで歴史を振り返るための記念誌作成は、その歴史を残すために重要な役割を担っています。
しかし記念誌を作成する際には、さまざまな悩ましい課題がつきまといます。
その解決策のひとつとして、テンプレートを使用して記念誌を作るという方法があります。
だけどちょっと待って下さい。テンプレートを使用する際には注意点があります。
本記事では、テンプレートを使用する際の注意点や、記念誌作成の選択肢について解説します。
記念誌担当者が抱える悩み・トラブル4選
記念誌を作成する際には、さまざまなご苦労を経験すると思います。
はじめて記念誌作成に携わる方、印刷物を作ることがはじめてという方。
記念誌の担当者に任命された方の多くはこのような方々ですから、これは当たり前のことです。
ここでは記念誌担当者が抱えがちな悩みや直面する問題を紹介します。
記念誌の構成って?何を掲載すればよいか分からない
印刷物を作成する際は、その目的を明確にした上で、どのような構成にするか、どのような内容を載せるかを決めなければなりません。
記念誌についても同様で発行の目的を明らかにする必要があります。
記念誌を作成する際は、まずは目的を明確にし、その目的に適したコンセプトを考えることが大切です。
その後、コンセプトに合わせてテーマを選定し、全体の構成や掲載内容を決めていくことになります。
目的やコンセプト、テーマが明確になっているとスムーズに進行するだけでなく、読者にとってもわかりやすい記念誌が完成するでしょう。
しかしながら、そもそも「記念誌とはどういうものか」を理解していないと、発行する目的まであやふやとなってしまいまがちです。
その結果、コンセプトやテーマを決めるのも難しくなり、掲載する内容や構成にも影響を及ぼす場合があります。
[解決のヒント]
- 記念誌を作成する前に、関係者で話し合いを行い、目的・コンセプト・テーマを決める
- 他社の記念誌などを調べ、どのような内容や構成があるかを確認し、参考にする
- 記念誌についての知識を得る-おすすめの記事「記念誌作成|社史・年史との違いや発行の目的を解説」
どのようなデザインが良いかわからない
記念誌には、ある程度のデザイン性が求められます。
記念誌は、単なる資料集のようなものではなく、読み手の興味をひき、印象に残るものであることが求められるからです。
とは言っても、奇抜なデザインである必要はありません。
記念誌のデザインでは、文字や画像を効果的に配置し、見やすさや読みやすさを考慮したデザイン・レイアウトにする、目的やテーマ、コンセプト、企業イメージにあったものにするなどがポイントとして挙げられます。
特に担当者がデザインに詳しくない場合などは、どうしてもデザインの調整などで悩むことがあるでしょう。
[解決のヒント]
- デザインに関するルールや規則性を設け、統一感を出す
- 他社の記念誌を参考に、デザインのアイデアを得る
制作スケジュールが遅れてしまう
記念誌の作成には、担当者以外に社内外の多くの人が関わるため、スケジュールが遅れることがよくあります。
例えば完成に近づいてからの、原稿の追加や写真の変更、デザインに関する大幅な変更などはスケジュールに影響を及ぼします。
もちろん「もっとこうした方が良いのではないか」という建設的で前向きな意見であれば、それ自体は決して悪いことではありません。
しかし、完成に近づけば近づくほど、全体的な調整は難しくなることもありますので、どの段階でその意見を引き出せるかがポイントです。
その他、予期せぬトラブルが起きた場合にも、スケジュールに影響を与える可能性があります。
[解決のヒント]
- タスクの進捗管理やスケジュール管理を徹底する
- 余裕を持ったスケジュールで進める(なるべく早めに着手する)
予算が限られている
記念誌作成に関する予算の制約により、記念誌のページ数や装丁、企画内容などで妥協せざるを得ないことがあるでしょう。
[解決のヒント]
妥協できる部分を明確にし優先順位を考え、コストパフォーマンスを最大化するように心がける
テンプレートを活用すれば悩みが解決できる
これまで見てきた様に、記念誌を作成する際には様々な問題に直面するでしょう。
その場合の解決策のひとつはテンプレートの活用です。
テンプレートは、不慣れな方が記念誌作成に携わる際には特に役立ちます。
記念誌作成においてガイドの役割を果たして、スムーズな制作の進行を助けてくれるからです。
それでは、テンプレートを利用するメリットを具体的に見ていきましょう。
[メリット1]記念誌の構成、掲載すべき内容が分かる
テンプレートには、記念誌のアウトライン(大まかな構成や掲載する内容)が準備されているため、記念誌として必要な要素が抜け落ちるのを防いでくれます。
【記念誌の構成例】
- あいさつ文
表者がのあいさつ文やメッセージを掲載する - 寄稿文
企業や組織が地域社会に果たしてきた役割など多角的な視点で紹介 - 沿革
組織や企業の歴史をまとめる。創業の経緯や発展の過程、主な出来事などを年表形式で記載 - 特集
記念誌のテーマに応じた特集記事を掲載 - 理念や事業紹介
理念や経営方針、事業内容などについて紹介 - 従業員紹介
社員やメンバーについて紹介。インタビュー形式で掲載することもある - これからの展望
来についてのビジョンや目標など方向性を示す
[メリット2]デザインで悩まなくてよい
記念誌のテンプレートは、紙面のイメージを決定するレイアウト(写真と文章のバランス・余白の使いなど)、文章の読みやすさ(書体・文字の大きさ・見出し・行送りなど)や配色などを考慮し、また全体を通じて一貫したデザインで作られているため、読者をひきつけ読みやすい記念誌が出来上がります。
また、デザインの大枠を早い段階で確認出来るため、制作の初期段階でデザインについての意見を関係者に求めることができます。
そうすることで、コンセンサスを得た上で制作を進められ、後々の余計なデザイン調整で頭を悩ませることがなくなります。
[メリット3]時間や費用を抑えられる
デザインをゼロから作成する場合、それには多大な時間と費用がかかることがあります。
しかし、テンプレートを使用することで、これらの手間を省けるため、作業時間や費用を削減することにつながります。
テンプレートを利用する際の注意点
ただしテンプレートを利用する場合には注意点があります。
[注意1]目的やコンセプトに合わせたテンプレートを選ぶ
テンプレートは多種多様に存在し、それぞれ目的やコンセプトに合わせたものがあります。
選択する前に、自分が作成する記念誌の目的やコンセプトに合致するテンプレートを選ぶようにしましょう。
[注意点2]デザインやレイアウトの変更には慎重に対処する
テンプレートは、必ずしもすべてが希望に合致するとは限りませんし、掲載する内容は記念誌によって異なるでしょう。
そのため、多くの場合はデザイン・レイアウトのカスタマイズが必要となります。
その際はデザインやレイアウトが崩れないよう、慎重に行うようにしましょう。
記念誌作成でテンプレートを最大限活用する方法
いきなり「テンプレートを活用しましょう」と言われても、記念誌をはじめて担当する方や印刷物の制作に携わったことのない方にとっては難しい面があるかと思います。
そのような場合は記念誌のプロに、なるべく早い段階から伴走してもらうことをおすすめします。
「テンプレート」と「記念誌のプロ」を合わせて活用することで、よりよい記念誌づくりに一歩近づくはずです。
記念誌テンプレートの例
[保育園の周年記念誌用のテンプレート]
これは当社がお客様にご提供しているテンプレートのひとつです。
これらのテンプレートを使用すれば、お客様が記念誌作成がはじめてという場合でも構成や掲載内容で悩むことがないためご好評をいただいています。
また、どのような感じの紙面になるのか、制作途中でも具体的にイメージしやすいという利点もあります。
もちろんテンプレートをベースにデザインを変更することも可能です。
当社では、お客様の状況やご要望、お客様にとって最善の記念誌を作成するための方法のひとつとしてテンプレートの活用をご提案しています。
※写真は実際に使用しているものから一部抜粋したものです
最後に
記念誌作成を担当する方が抱える悩みや直面する問題を紹介しながら、その解決方法としてテンプレートの活用について説明しました。
テンプレートは使い方によってはとても役に立ちます。
しかし、テンプレートをそのまま使用するだけだとあなた(の会社・団体)らしさがなくなってしまいます。
あくまでテンプレートは、読まれる記念誌を作るためのツールでしかありません。
そのことを忘れずに、ぜひ素敵な記念誌を完成させてください。
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このお役立ち記事は、私がこれまでにお客様のプロモーション課題に取り組んできた経験や、お客様からお寄せいただいた質問をもとに執筆しています。印刷をデザインやマーケティングの観点も交えながら、読者の方に少しでも分かりやすくお伝えする事を心掛けています。