印刷物で実現可能―環境配慮・SDGsに貢献する方法3選

SDGs環境問題に印刷で貢献する方法を説明する記事の見出し画像

私たちはいま、地球温暖化・石油資源の枯渇・海洋プラスチックごみ・森林伐採・海洋酸性化などさまざまな環境問題に直面していますが、企業・自治体・団体・個人が、SDGs推進をはじめさまざまな取り組みを行っています。
本記事では環境問題とSDGsの関係や環境問題の原因についてあらためて確認し、SDGsや環境問題に取り組みやすい方法として、おすすめの環境配慮型の素材・印刷についてご紹介します。
※本記事は2022年9月1日時点の情報および出典をもとに作成しています。

まずは、SDGsと環境問題の関係、その現状を知ることから

SDGsと環境

「サステナブルな社会」の実現に向けた、SDGsと環境問題の関係

「サステナブルな社会」とは、「持続可能な社会」という意味です。
地球の環境を壊さず、限りある資源を大切にし、未来の世代も平和で豊かな暮らしを続けられる、そのような社会を指して用いられます。
いま、このサステナブルな社会の実現を目指し、「環境」「労働」「貧困」など様々な課題の解決に向けて、「SDGs(持続可能な開発目標)」の取り組みが進んでいます。
SDGsでは、環境・経済・社会の3つの側面のバランスがとれた社会を目指しますが、環境はすべての根底にあり、その上に経済・社会が成り立つと考えられています。

ところで、SDGsのゴールのうち環境と深い関わりが見られるものは、「ゴール6(水・衛生)」、「ゴール12(持続可能な消費と生産)」、「ゴール13(気候変動)」、「ゴール14(海洋資源)」、「ゴール15(陸上資源)」等です。

国連の報告ではゴール13については“気候危機はほとんど収まっていない”ゴール14については“海洋の持続可能性は深刻な脅威にさらされている”などとしており、SDGsのゴール達成に向けて思うように進んでいない事がうかがえます。(※出典:国連広報「持続可能な開発目標(SDGs)報告2021」)

SDGs ― 日本の状況と課題は?

そもそも環境問題の原因とは

ここまで見てきたように、SDGsにおいて環境は社会・経済の基盤となる重要なものと位置づけられていますが、なお一層の努力が必要です。では、そもそも環境問題を引き起こした原因は何なのでしょうか。
ここでは、環境問題の中でも日本人の関心が高いとされる、地球温暖化について見てみましょう。

人間活動による化石燃料の使用など

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)

このように環境問題を引き起こした原因の多くは私たち人間にあります。それならば、それを解決できるのも私たちだけと言う事ができるのではないでしょうか。

SDGs・環境問題に印刷物で貢献する方法がある

環境問題は、私たちが出来ることを一つひとつの積み重ねていくことが大切です。
そして、一人ひとりの集まりであり、生産と消費にある根源的な問題を解決する鍵をにぎっているのは企業です。SDGsの観点からも、企業は事業発展と共に、環境について積極的に取り組むことが求められています。

環境に配慮する印刷物は、再生紙だけじゃない

これまで環境対応の印刷としては再生紙というイメージが強かったのではないでしょうか。
しかし、再生紙の入手が難しくなっていることもあり、環境省は再生紙の代替品を認める通達を出しました
※環境省はグリーン購入法基本方針における印刷用紙の取扱いにおいて、代替品の納入を認める事務連絡文書を各府省庁や各地方公共団体等に発出。当初は「担当官の了解を得た場合に限り」とされていたが、2022年12月にはこの文言は削除された。

今回は印刷物で環境問題に取り組む方法として、CO2排出・森林破壊・石油資源の枯渇や水危機、有害物質排出などに貢献できる、再生紙以外の「環境配慮型の印刷」おすすめ3つをご紹介します。

① LIMEX(ライメックス) - 「紙」「プラスチック」に代わる新素材

環境問題に貢献する-LIMEX

LIMEX (ライメックス)とは

LIMEXは、石灰石を主原料とする「紙代替」または「プラスチック代替」となる新素材です。
主原料の石灰石は、日本でも自給自足でき枯渇リスクが低い資源です。
また石灰石は石油由来プラスチックと比較し、原材料調達段階のCO2排出量を約98%抑えることができます。
※「LIMEX」は株式会社TBMの登録商標です

ひろがるLIMEX(ライメックス)の活用

LIMEXを使った製品は、名刺やカード、パンフレット、マップ、ポスター、メニュー表などの紙代替製品、クリアファイル、ファイルバインダー、レジ袋、タグ、容器、クリアファイルなどのプラスチック代替製品があります。
すでに10,000以上の企業や自治体で採用されており、COP(国連気候変動枠組条約締約国会議) で紹介されたほか、日本の優れた技術としてUNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「StePP」 に登録されています。

環境問題に貢献するLIMEX(ライメックス)

紙代替 (LIMEXシート)
森林資源を使用しない
水をほぼ使用せずに製造でき、紙と比べ製造過程で使用する大量の水を削減

プラスチック代替 (LIMEXペレット)
・プラスチック製品に含まれる石油由来樹脂の量を減らせる
・原材料の調達から処分(焼却)までのライフサイクル全体でCO2排出抑制が可能

そして、LIMEXはリサイクル効率が極めて高いというメリットもあります。
LIMEXの印刷物を回収し、射出成形などによりプラスチック代替の成形物として再利用することができます。

LIMEXでSDGsに貢献
LIMEXが貢献するSDGsのゴール
LIMEX(ライメックス)についてもっと詳しく

【無料・LIMEXお役立ち資料】 ご入力は30秒!
なぜLIMEXの採用が増えている?LIMEXやLIMEX印刷物の事がわかる。お気軽にダウンロードください。

② FSC森林認証紙

FSC森林認証

実は「森林を守る」だけじゃない!その価値とは?

FSC®森林認証紙(以下、FSC認証紙)は、適切に管理された森林で生産された木材や、環境・社会的なリスクが低いとされた原材料などから生産・流通管理された用紙です。
違法伐採された木材や環境を破壊する可能性がある材料を使用しないという環境に配慮した製品であることはもちろん、強制労働や児童労働からできた用紙を利用しないという人権の観点からも、“持続可能な調達”につながると考えられます。

官公庁も採用、ますます拡大する利用

印刷物に環境ラベルを表示、アピールができる

また、FSC認証紙を使用する場合は、環境ラベルであるFSCラベルを製品に表示することができます。
FSCラベルを製品に付けることで消費者に、使用されている用紙が環境・社会・経済面で国際的に合意された原則と規準に従って管理されている森林から生産されたものであることを示すことができます。
※FSCラベルを製品に表示する場合は、認証取得者を通じ認証機関から承認を得る必要があります。

FSCラベル
広告宣伝用マークです
FSCでSDGsに貢献する
FSC認証紙が貢献するSDGsのゴール

森林認証(FSC認証)についてもっと詳しく

③ ベジタブルインキ

植物油インキ

通常の印刷インキは石油系溶剤を多く含んでおりVOC(揮発性有機化合物)を発生させて、光化学オキシダントやPM2.5などの大気汚染を引き起こすと言われています。
ベジタブルインキは石油系溶剤に比べてVOCの排出が少なく生分解性があるため、環境負荷を低減させることができます
また、ベジタブルインキで印刷した印刷物にはベジタブルインキマークを表示できます。
※ベジタブルインキの定義については、こちらからご確認いただけます。

植物油インキでSDGsに貢献
ベジタブルインキが貢献するSDGsのゴール

当社がお役に立てること

関連記事

この記事を書いた人

このお役立ち記事は、私がこれまでにお客様のプロモーション課題に取り組んできた経験や、お客様からお寄せいただいた質問をもとに執筆しています。印刷やデザインに関する情報を、マーケティングの観点も交えながら、読者の方に少しでも分かりやすくお伝えする事を心掛けています。

社名株式会社ゼンリンプリンテックス
URLhttps://zpx.co.jp/
設立1947年 9月
事業所東京、福岡、熊本
関係会社株式会社ゼンリン、株式会社ゼンリンデータコム、株式会社ゼンリンジオ技術研究所など
関係会社一覧
当社は、株式会社ゼンリン(東京証券取引所プライム市場)のグループ会社です