記念誌制作にかかる費用とは?制作会社を選ぶ時のポイントも解説

【この記事は次のような方におすすめです】
  • はじめて記念誌を担当する事になった方
  • 記念誌制作の費用について知りたい方
  • 記念誌制作を検討するための準備をしている方

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「制作パートナーの選び方と費用」
制作会社を選ぶ際のポイントや費用の相場を解説

記念誌の費用を知ってより良い結果を

記念誌の制作費用を考える際、それは家のリノベーションに似ています。
家のリノベーションでは、壁紙の貼り替えなど、自分でできる作業と電気工事のような専門家に任せた方が良い作業があります。DIYで行える作業はコストを抑えることができますが、特定のスキルや専門的な知識が必要な作業は、多くの場合で専門家に任せることが賢明です。

同様に、記念誌制作でも、一部の作業は内部で行うことが可能ですが、デザインような専門的なスキルを要する作業はプロである制作会社に委託する方が望ましい結果が得られます。
とは言え、そのためには記念誌制作にかかる費用にはどのようなものがあるかを知ることが必要です。
この記事では、記念誌制作にかかる費用や制作会社について解説します。

社史の制作費用はこちらをご覧ください

https://zpx.co.jp/article/historymag-cost/

記念誌制作における費用の課題

記念誌制作は一般に、担当者にとって馴染みのない業務です。
多くの場合、そもそもなぜ記念誌をつくるのかが不明確であったり、初めての経験からそのプロジェクトを手探りで進めることになります。
また、専任担当者が限られ、制作に関する知識や経験が不足していることから不安を感じることもあるでしょう。
こうした中で、特に大きな課題の一つとなるのが費用に関することです。

実際、当社にも記念誌の制作に関わる方から、費用に関する質問がよく寄せられます。
もちろん、「記念誌制作はどのように進めれば良いですか?」「記念誌にはどんな内容を含めるべきですか?」といった、記念誌制作の進め方や作り方に関する質問も多いのですが、「制作にはどれくらいの費用がかかりますか?」「私たちの予算で対応可能ですか?」といった費用に関するご相談が最も多い質問のひとつとなっています。

記念誌全般の基礎知識についてはこちらの記事をご覧ください
記念誌の基本|社史・年史との違いや発行の目的を解説

記念誌制作の費用相場

記念誌制作にかかる費用は、印刷部数、ページ数、依頼する内容など様々な要素によって大きく異なるため、一概には言えません。いくつか例に挙げると、ある企業の記念誌は350万円(64ページ)、またある企業では1000万円超(240ページ)などさまざまです。50万円程度で制作する記念誌もあります。

したがって、記念誌の費用を検討する際には、具体的な制作の目的や掲載する内容、印刷物としての仕様、依頼項目を考慮することが重要です。
全体のビジョンと予算のバランスを取りながら、どの要素に投資するかを慎重に決定することが、成功への鍵となります。

記念誌制作費用の知識を得るメリット

記念誌の制作費用に関する基礎知識を知ることで、見積書の各項目が何のために、なぜ必要なのかを理解しやすくなります。
これは、複数の見積もりを比較し制作会社を選ぶ際に役立つでしょう。
そして、基礎知識があることで、制作会社とのコミュニケーションがスムーズになり、後の誤解によるトラブルを防ぐことにもつながります。

また、予算を抑えたい場合には、自社にとって必要なものとそうでないものを明確に区別することが肝心です。
制作プロセスの各段階で適切な判断を下すためにも、費用に関する基礎知識は不可欠です。

このように、記念誌制作にかかる費用の基本を理解することは、予算管理を効果的に行い、プロジェクトを成功に導くために様々なメリットをもたらします。

記念誌制作の費用項目

記念誌制作プロセスでは、企画から資料収集、原稿作成、デザイン、印刷、製本まで、それぞれに関連する費用が発生します。
以下は代表的な記念誌制作の費用項目です。

  • 企画費
    記念誌の全体的な構想を練るための費用。目的やテーマの決定、内容の大枠を設計する作業が含まれます。
  • 資料整理費、資料デジタル化費
    既存の資料や写真などの資料を整理し、必要に応じてデジタル化するための費用
  • 原稿作成費(執筆費)、編集費
    ライターによる執筆や編集にかかる費用
  • 撮影費
    写真撮影に関連する費用
  • 画像加工費
    写真を印刷に適したデータに変換したり加工する費用
  • 取材費
    インタビューなど、取材に関連する費用
  • デザイン・レイアウト費
    ビジュアルデザインやページレイアウトの作成にかかる費用
  • 校正費
    文書の誤字脱字のチェックなどの費用
  • 印刷・製本費
    印刷と製本作業にかかる費用
  • 制作会社が印刷会社ではない場合は、印刷は印刷会社に委託することになります
  • 制作会社によっては、これらの業務の呼称や項目が異なる場合があります

内製化による記念誌制作費用の削減

記念誌制作にかかる費用は、自社で対応可能な作業と外部に委託すべき作業に分けて考えることができます。
例えば、印刷や製本は専門的な技術と設備を要するため、多くの場合専門業者に委託することが一般的です。
また、画像加工やデザイン・レイアウト、校正作業も専門家に依頼することで、記念誌の品質を高めることができます。

一方で資料の整理や原稿作成は、自社のスタッフでも対応可能な場合がある作業です。
これらの作業を社内で行うことによって、外部に委託するよりも費用を大幅に削減することが可能になります。
資料整理や原稿作成は、自社記念誌の内容を深く理解することにつながるため、社内のリソースを活用することで、コストを抑えながらも高い品質の成果物を作成することができます。

このように、記念誌制作における内製と外注のバランスを適切に取ることで、制作費用の削減と品質の確保の両方を実現することができます。

担当より

記念誌作成の担当者が抱える悩みを解決する選択肢として、「社内報の周年特別号」として発行する方法もあります。こちらの記事をご覧ください。
記念誌でお悩みの方必見!「社内報周年特別号」で解決-記念誌の費用や時間の問題

まずは複数の制作会社に話を聞いてみる

記念誌制作の基礎知識を身につけた後、次のステップとして複数の制作会社に話を聞くことをおすすめします。
Webサイトや書籍では得られない情報や個別のアドバイスを受け取ることができるでしょう。(もしその時点で予算が決まっていればそれも伝えるようにします。より具体的なアドバイスが得られます)
また、出版社やデザイン会社、印刷会社など、特徴の異なる制作会社から意見を聞くことで、それぞれの考え方やサービス内容、強みについて理解を深めることができます。
これにより、自社にあった最適な制作パートナー選びにまた一歩近づくでしょう。

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記念誌制作会社選びのポイント

前述のとおり、記念誌を制作する会社には、出版社やデザイン会社、印刷会社などがあり、それぞれに異なる規模や特徴があります。制作会社を選ぶ段階では、以下のポイントに留意してみてください。

  1. 専門的なノウハウ
    記念誌制作の専門知識と経験を持っているかどうか
  2. 予算の適合性
    提案される費用が予算内に収まるかどうか
  3. コミュニケーションの円滑性
    制作会社とのコミュニケーションがスムーズかつ効果的に行えるか
  4. 仕上がりへのこだわり
    印刷物としての品質に対するこだわりと責任感があるか

また、記念誌制作を成功に導くためには、制作会社があなたの会社の文化や記念誌の目的を深く理解しようとしているかを確認することも重要です。
記念誌制作はしばしば長期に渡るプロジェクトであり、単に技術的な能力やコストの面だけでなく、パートナーとしての会社の姿勢やプロジェクトへの取り組み方が成功の鍵を握ります。
そのため、あなたの会社の理念や目的に共感し、目標達成に向けて一緒に取り組んでくれるような会社を選ぶことが肝要です。
記念誌は、特別な瞬間を永遠に残すためのものであり、制作パートナーの選択はその成果に大きな影響を与えます。
以上の点を考慮し、最適な制作会社を選ぶことで、記念に残る素晴らしい記念誌を制作することができます。

お役立ち資料
「記念誌制作プランの比較と選び方」
プラン比較一覧表、FAQ付き

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記念誌制作の3プランで課題を解決する方法!制作費用でお悩みの方へ

おわりに

記念誌制作は、特別なイベントや記念日を永遠に残すための重要な取り組みです。このプロセスには、企画から印刷、製本に至るまで、様々な費用が関連します。効果的な記念誌制作には、費用に関する基本知識の習得と、プロジェクトの各段階における適切な費用配分が不可欠です。

制作会社の選択にあたっては、専門知識、予算適合性、コミュニケーションの円滑さ、そして、あなたの会社とその目的に対する理解と共感が重要です。会社の選定は、記念誌の品質とプロジェクトの成功に大きな影響を与えます。

この記事を通じて、記念誌制作における費用の考え方、内製化の可能性、そして制作会社の選び方についての理解を深めることができたでしょうか。適切な計画と選択を行うことで、記念に残る素晴らしい記念誌を制作することが可能になります。
この記事が、少しでも記念誌制作を担当する方々のお役立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

このお役立ち記事は、私がこれまでにお客様のプロモーション課題に取り組んできた経験や、お客様からお寄せいただいた質問をもとに執筆しています。印刷をデザインやマーケティングの観点も交えながら、読者の方に少しでも分かりやすくお伝えする事を心掛けています。