記念誌制作事例-学校法人西南女学院

創立100周年を迎え
周年事業の一環として
記念誌を発行


学校法人 西南女学院

記念誌制作事例-学校法人西南女学院

創立100周年を迎え
周年事業の一環として記念誌を発行

学校法人 西南女学院

[事例] 学校法人 西南女学院様 創立100周年 記念誌

今回お話を伺ったのは、2022年に創立100周年を迎えられた学校法人 西南女学院様です。
西南女学院様は、記念式典をはじめコンサートや記念碑建立、写真展など周年事業としてさまざまな取り組みをされましたが、その一環として発行した記念誌が、「西南女学院100年のあゆみ」です。
記念誌完成までの3年半にわたって編集委員長を務められた浅野様、編集に携わられた野見山様にお話を伺いました。

【お話を伺った方

浅野 嘉延 様 (編集委員長/西南女学院大学 西南女学院大学短期大学部 学長)

野見山 和也 様 (編集委員/西南女学院中学校・高等学校 国語教諭)

※職名は取材時(2023年9月)のものです

西南女学院

西南女学院は「感恩奉仕」を建学の精神とし、キリスト教に基づく女子教育を行う学園です。
1922(大正11)年に日本の女子教育への熱い思いを抱いた米国南部バプテスト派の宣教師と、その呼びかけに応じた南部バプテスト派の女性たち、並びに教会の尊い献金によって創立されました。
現在では、幼稚園・中学校・高等学校・短期大学部・大学を擁する総合学園です。
西南女学院大学学長浅野様

写真で見せる親しみやすい記念誌
気軽に手に取って、思いを共有できるものに

編集委員長/西南女学院大学 西南女学院大学短期大学部 学長 浅野嘉延 様

はじめに、記念誌を作ることになった経緯をお聞かせください。

浅野様: 2022年に創立100年を迎えました。当初から記念事業の中で記念誌を制作することは決まっていて、2019年から記念誌の制作に取り掛かりました。
貴重な歴史を記録に残して後世に残したい。そして、在校生や卒業生、教職員が今自分たちのいる立ち位置を見つめ直して社会の変遷の中で、西南女学院がいかに頑張ってきたかを知ることで自信につなげていって欲しいと考えました。

当初、どういった内容にしたいとお考えでしたか?

浅野様: 100年の情報を詰め込んだ辞書のように分厚いものだと誰も見ないので、多くの方が気軽に手に取って思いを共有できるものにしたいと思いました。
ゼンリンプリンテックス(以下、ZPX)さんがこれまで作った他の記念誌なども参考に見せていただきながら、ZPXさんと一緒に基本コンセプトを「気軽に手に取れる親しみやすい記念誌」として、写真を中心に編集しようと決めました。

野見山様: これまでも30年、40年、50年、60年、70年と節目ごとに年史を制作してきました。カチッとした正史の記録としての記念誌は70年史で完成されていたので、同じ方向性ではないものがいいと考えましたね。

多くの業者の中から、なぜ弊社にご依頼いただいたのでしょうか?

浅野様: 数社でコンペ形式をとって検討させていただきました。
ZPXさんは非常に誠意をもってプレゼンしてくださって。
それに、学校や企業の記念誌の実績もけっこうありましたし、見積もりの金額も妥当で、是非ZPXさんにお願いしたいと決めました。

実際に編集委員として携わってみて、いかがでしたか?

浅野様: 2019年秋に教職員から7名の編集委員を選出しました。
基本コンセプトに沿って100年間の年表を作成し、掲載する出来事を取捨選択して、広報課などに保管していた膨大な量の写真や資料から必要なものを選別しました。
写真は委員たちの手でスキャンしてデータにし、画像補正する必要があるものはZPXさんに依頼しました。

西南女学院浅野学長

また、引用できる文献資料も探しました。非常に根気のいる大変な作業でした。
編集委員以外の方々にも校閲を依頼したりして、期限内に完成できるのか不安になりながら、約3年半にわたって編集作業に取り組みました。

記念誌の制作過程を振り返って
写真集めや資料集めが、とにかく大変でしたね

編集委員/西南女学院中学校・高等学校 国語教諭 野見山和也 様

制作過程を振り返って、大変だったことや印象に残っていることはありますか?

野見山様: 写真集めや資料集めがとにかく大変でした。それに尽きますね。
最初、作業内容のイメージがわかなくて。途中から、こういうことを求められているんだなと段々掴んでいった感じでした。
私が担当したのが、一番古い時代だったので昔の写真集めが大変でしたね。
特に、戦時中の写真は検閲を受けて保管されていなかったりといったことがあったので苦労しました。
学校外からもいくつか写真を提供していただきましたね。寄稿も何人かにお願いしました。

浅野様: 印刷ギリギリになって、ZPXさんに無理をいって変更してもらったところもありましたね。やはり最後まで色々と関係者からご指摘いただくわけですよ。
文章の追加修正をして、最後の会議で追加の撮影も行いました。
制作部数も最後の最後に増やしてもらいましたね。増やした数でやっと足りるくらい。
追加でお願いして本当によかったです

きめ細やかな編集とプロの仕事

弊社のサポートや制作体制はいかがでしたか?

浅野様: ZPX担当者さんが中心となって、本当に迅速かつ丁寧に対応してくださいました。
例えば、古い新聞の抜粋を掲載する際、担当者さんが調べてくれて、出典を明らかにして対応してくれましたね。細やかな配慮もしていただいて非常に仕事がしやすかったです。

本当に頑張っていただきました。

野見山様: 編集委員で時代ごとに分担して作業していたのですが、各編集委員から色々と原稿や資料が届くのをさばいてうまくまとめていただきました。

浅野様: それに加えて、カメラマンさんとライターさんもなかなか素晴らしかったです。
いい写真をたくさん撮っていただきました。(記念誌の口絵の)最初の桜と記念館の写真もすごくいいですよね。
記念式典中もあちこち出没してくれて(笑)、頑張って撮影してくださいました。
生徒の写真も可愛らしい笑顔をバッチリ撮ってくださって。
本当にうまいですよね。

野見山様: 生徒自身も、写真の仕上がりを見て驚いていましたよ。
「いつの間にっ!(撮られたんだろう)」って。
今回は写真を中心とした構成なので、いい写真ばかりで本当によかったです。

浅野様: ライターさんには、創立70年までは年史があったのでそこから抜粋という形でまとめていただきましたが、それ以降は、パンフレットやお渡しした資料を参考に文章を書いていただきました。この文章まで我々が書かないといけなかったら、絶対こんな風にはできなかったと思います。

100年の歴史を繋ぐ次世代への素敵な「バトン」

完成したものを見ての感想を教えてください。また、評判はいかがでしたか?

浅野様: おかげ様で好評です。
色々な方から「見たよ。よかったよ」「見やすくていいね」とお声をいただいています。
「共有してもらえるもの」という私たちの目標は達成できたかなと思います。

野見山様: 私の友人の奥様が卒業生で。
編集後記に私の写真が載っているのを見て連絡をくれました。
「なんで載ってるの!?」って(笑)
記念誌が懐かしい友人とつないでくれました。
今回作る側として記念誌に初めて携わったので、やはり思い入れがありますね。
本になると、データにはない存在感や肌触りがありますよね。
これを見た方が卒業アルバムを見たくなるみたいな感覚で、たまに手に取って見てくださったら嬉しいなと思います。

最後に、これから年史や記念誌を制作される方々へのメッセージをお願いします。

野見山様: やはり最初のコンセプトが大事だという気がします。
今回だと写真中心というものだったので、それを集めるという作業が大部分でした。
どういうものを残すかをまず決めたら取り掛かりやすいんじゃないかと思います。

浅野様: 私が編集委員の方に無理を言ったりもしましたが、こういうものはトップダウンでいかないと、なかなか進まないだろうなと思ったんですね。
編集委員のメンバー選出も得意分野を考えてのバランスが大事だと思います。
記念誌というものは、次の世代へのバトンになりますよね。
記念誌を渡してバトンタッチして、次の人が引き継いでいってくれたらと思っています。
ZPXさんには、素敵なバトンを作っていただきました。
ZPXさんにお願いすれば安心です。これからもよろしくお願いします。

こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
たくさんの貴重なお話、ありがたいお言葉ありがとうございました。

西南女学院100周年誌制作

「西南女学院 100年のあゆみ」

「西南女学院 100年のあゆみ」
仕様:A4サイズ/中面240ページ/アジロ綴じ/見返し貼り/PP加工
発行年:2023年発行

学校法人 西南女学院
所在地/福岡県北九州市小倉北区井堀1丁目3番1号
創 立/1922(大正11)年
URL:https://www.seinan-jo.ac.jp/houjin/

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