記念誌の制作は、企業の歴史や想いを形にする重要な機会です。
しかし、制作会社(印刷会社)選びを誤ると、イメージと異なる仕上がりになってしまうこともあります。
本記事では、弊社の豊富な経験をもとに、最適な制作パートナーを選ぶための重要なポイントをわかりやすく解説します。
記念誌全般についてはこちら
【完全ガイド】記念誌の作り方|社史や年史との違い・発行目的・構成・発行まで徹底解説
ゼンリンプリンテックス
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ゼンリンプリンテックスは、社史・記念誌制作をお任せいただける総合印刷会社です
記念誌制作会社選びで重要な3つのポイント
①実績と専門性を確認する
記念誌制作には、専門知識と豊富な経験が欠かせませんので、制作会社を選ぶ際は、過去の制作事例を確認するようにしましょう。
自社にあっているか
ここで重要なのは、その制作会社が「一流企業の記念誌を制作した実績があるから大丈夫」とは限らない点です。
もちろん、あなたがその企業と同じ趣旨や規模で記念誌を制作しようとしているなら、その制作会社に相談してみる価値があります。
しかし、これから制作する記念誌の予算や内容が異なる場合、その実績が必ずしも自社に適しているとは言えません。
自社の業種、規模、そして記念誌のテーマに合った実績を持つ制作会社を選ぶことで、質の高い記念誌を無理のない費用で完成させることが期待できます。
記念誌のデザインの実績は豊富か
制作事例を確認する際には、記念誌全体の印象だけでなく、各ページの編集の丁寧さや構成の分かりやすさにも注目しましょう。
記念誌のデザインは、単に「カッコイイ」「インパクトがある」といった視覚的な魅力だけでは不十分です。
書籍や記念誌のようにページ数が多い印刷物では、読み手の視線の流れや意図を考慮し、図や写真の配置など細部にこだわりながらも全体をバランスよくまとめる必要があります。これにより、読みやすさと美しさを兼ね備えた仕上がりが実現されます。
記念誌の制作には一般的な印刷物とは異なる特有の経験やスキルが必要とされることが多いです。
「デザイナー」と一括りにしてしまうこともありますが、特に記念誌においては、制作会社やデザイナーが記念誌制作を得意としているかどうかを確認することが重要です。
普段、チラシやポスターの制作を依頼しているデザイナーや制作会社であっても、記念誌制作の実績が豊富にあるかを必ず確認しましょう。
②担当者の対応力と提案力
記念誌制作は、企画段階から完成まで長期にわたるため、制作パートナーとの密な連携が成功の重要な要素のひとつとなります。担当者の対応が丁寧で、要望を正確に理解し、的確な提案をしてくれる制作会社を選ぶことが大切です。
例えば、要望を丁寧にヒアリングし、それを的確に理解してくれるかどうか、また、記念誌のテーマやコンセプト、掲載したい内容、予算など、具体的な提案をしてくれるかどうかを確認しましょう。
様々なアイデアや事例を提示してくれる担当者であれば、より質の高い記念誌を制作できる可能性が高まります。
また、担当者のコミュニケーション能力も非常に重要です。
制作過程では、疑問や要望が次々と生じることが予想されます。その際、迅速かつ丁寧に対応してくれる担当者であれば、プロジェクトをスムーズに進行できます。
制作会社を選ぶ際には、担当者との相性を確認するために、事前に打ち合わせの機会を設けることをおすすめします。
実際に担当者と話してみて、信頼できるかどうか、安心して制作を任せられるかどうかを判断しましょう。
対応力と提案力に優れた担当者がいる制作会社を選ぶことで、記念誌制作の過程が円滑に進み、完成度の高い記念誌が仕上がる可能性が高まります。
ここがポイント! 営業担当者に注目する
実は、営業担当者に注目することで、その制作会社全体のレベルを判断する手掛かりになることをご存知でしょうか。
記念誌制作を依頼する際、多くの方は制作担当者の専門性に注目しがちです。
それは当然のことであり、制作担当者が記念誌制作のプロであることは最低限の条件です。
しかし、営業担当者が単なる「窓口」に留まらず、記念誌制作に関する深い知識を持っている場合、その会社全体のレベルや一貫した対応力の高さを測る指標となります。
見積書を提出する時にだけ顔を出すような営業担当者は、制作において何の力にもなりません。
しかし、次のような姿勢で臨む営業担当者であれば、制作の成功に大きく貢献するでしょう。
営業担当者のここに注目
- クライアントに合わせた提案を行おうとする姿勢があるか
営業担当者自身が、クライアントの要望やニーズを深く理解し、適切な提案を行う姿勢を持っていることが重要です。 - 記念誌に関する基本的な知識があるか
営業担当者が、企画・構成・デザイン・印刷・製本・装丁といった記念誌制作の基本的なプロセスや専門知識を理解していることが理想です。 - 記念誌の目的やターゲットを理解しようとしているか
記念誌の制作目的や読者層を正確に把握しようとする姿勢が、適切な提案や制作のスムーズな進行につながります。 - 制作プロセスやスケジュールを理解しているか
記念誌制作の全体的な流れを把握し、各工程でどの程度の時間やリソースが必要かを理解しているかを確認しましょう。 - 起こりがちなトラブルについて熟知しているか
過去の経験を基に、よくある課題やトラブルに対応するための知識やスキルを備えていることが大切です。
記念誌制作は、お客様、営業担当者、制作担当者の密な連携によって成り立ちます。
その中でも、営業担当者が単なる連絡窓口に留まらず、お客様のニーズや課題を深く理解しようとする姿勢を持つことが特に重要です。営業担当者がお客様の立場に立ち、的確なコミュニケーションを図ることで、曖昧な要望を具体的な指示や形に変換し、制作担当者へ正確に伝える役割を果たします。この架け橋となる役割を担うことで、制作チームは本来の力を最大限に発揮し、記念誌の完成度をさらに高めることができます。
③費用と見積もりを比較する
記念誌制作の費用は、ページ数やデザイン、印刷方法、そして依頼する内容によって変動します。複数の制作会社から見積もりを取り、その内訳をしっかり比較することが重要ですが、特に安価な見積もりには注意が必要です。
費用には、企画や取材、撮影、原稿作成といった依頼内容に加え、使用する用紙の種類や質感、印刷方法、製本方法、デザインの複雑さ、ページ数、写真点数、納期など、さまざまな要素が影響します。これらを総合的に見て、サービス内容が価格に見合っているかを確認する必要があります。
特に安価な見積もりが提示された場合には、含まれるサービスが限定されていないか、オプション料金が発生しないか、修正回数に制限がないかを事前に確認しておきましょう。不足のある見積もりに基づいて進めると、最終的に追加費用が発生するリスクがあるため注意が必要です。
記念誌の費用についてはこちら
記念誌制作にかかる費用とは?制作会社を選ぶ時のポイントも解説
後世に残る記念誌だからこそ、印刷の色や加工など、品質にこだわりたいと考えるお客様は少なくありません。一方で、ネット印刷を活用してコストを抑え、印刷を手軽に済ませたいとお考えの方もいらっしゃいます。どちらを選ぶべきかは、記念誌において「何を優先するか」によって異なります。それぞれの特徴をしっかり理解し、自分たちの目的や優先順位に合った方法を選ぶことで、満足のいく記念誌制作を実現できるでしょう。
ネット印刷と印刷会社の違いについてはこちらの記事が参考になります。
ネット印刷と印刷会社の違い-メリット・デメリットを印刷会社が解説!
記念誌制作サービスの種類と特徴
制作会社によっては、お客様の状況にあわせた記念誌制作サービスを準備している場合があります。
まずは、このようなサービスのある制作会社を軸にして、他の制作会社と具体的に比較するとわかりやすくなります。
この制作サービスですが、例えば弊社では、次の3つのタイプのお客様に合ったサポートをご提供することで、よりスムーズで満足度の高い記念誌制作を目指しています。
- 高品質で本格的な記念誌をつくりたい
高品質を重視し、フルサポートを求める方 - 費用を抑えながらも、こだわりの記念誌をつくりたい
コストと品質のバランスを大切にする方 - とにかく費用を抑えて制作したい
できる限り自社内で行うが最低限の品質とアドバイスを望む方
フルサポート型
高品質で本格的な記念誌をつくりたい方向けに、オーダーメイドと各工程における包括的なサポートを提供します。
企画・進行サポートタイプ
自社のリソースに合わせて柔軟に依頼内容を組み立てるタイプです。費用を抑えつつも内容にこだわった魅力的な記念誌が完成します。
制作サポート型
企画や構成、原稿作成などを自社の担当者が進めることで、制作費用を抑えることに重点を置いたプランです。
記念誌制作サービスの種類について、詳しくはこちらの記事をご覧ください
〈関連記事〉
記念誌制作プランを比較!「見積り」や「人員」でお悩みの方へ、選び方を徹底解説!
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最後に
記念誌制作会社を選ぶ際には、実績と専門性、担当者の対応力、そして費用のバランスをしっかりと考慮することが大切です。これらの特徴を正しく理解し、自社のニーズに最適なパートナーを見つけることで、満足度の高い記念誌を制作することができます。
本記事で紹介したポイントを参考に、信頼できる制作会社を選び、企業や団体の想いを形にする最高の記念誌を完成させてください。
記念誌制作に関するご相談がありましたら、まずは弊社までお問い合わせください。
「お客様にとって最良」を目指して伴走いたします。
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