営業パンフレットの効果的な作り方、会社案内・サービス案内との違いも解説

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営業パンフレットは、企業の顔となり印象を左右するだけでなく、営業活動や商談を進めていく上で非常に大切なツールです。
本記事では、営業パンフレットの役割を確認しながら、効果的なパンフレットを作成するためのポイントをご紹介します。

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営業パンフレットとは?会社案内・サービス紹介パンフレットとの違い

まずお伝えしたいのは、「営業パンフレット」という細かな言葉の定義にこだわる必要はないということです。
重要なのは、営業パンフレットが、営業活動において商談を円滑に進めるためのパンフレットである、という点です。

営業パンフレットの定義と目的

営業パンフレットは、顧客に自社の製品やサービスを紹介し販売する場合など、営業活動時に使用するパンフレットです。
サービスの特徴、商品の詳細、メリットなど具体的な事例やデータを盛り込み、顧客にとってどのような価値があるか、課題解決にどのように貢献できるかを明確に示します。

会社案内・商品案内・サービス案内パンフレットとの違い

企業が使用するパンフレットには、会社案内パンフレット、商品案内パンフレット、サービス案内パンフレットなどがあります。
会社案内パンフレットは営業活動でも活用されますが、直接的な販売促進ツールというより、企業の理念や強みを伝え、信頼感を高めることに重点が置かれるケースが多くあります。
商品案内パンフレットやサービス紹介パンフレットは、「この商品・サービスにはどんな特徴や機能があり、どのように役立つのか?」を説明することが主な目的です。

営業パンフレットは、必ずしもこれらとはまったく別物というわけではありません。
企業が使用するこれらのパンフレットを用途(使う場面)ごとに比較すると、どれも営業活動で使用されることが多いことがわかります。つまり、営業パンフレットは、これらのパンフレットを包括する概念と捉えることができます。
営業パンフレットは、営業活動を支援するツールであり、商談時の提案資料としての役割を持つものと考えてください。
そのため、マーケティングに力を入れている企業では、それぞれの目的に合わせてパンフレットを用意することが一般的ですが、企業によっては、会社案内や商品案内を1冊にまとめて、営業パンフレットとして使用している場合もあります。

営業パンフレットの役割

営業パンフレットは、営業担当者が顧客との商談を進める上で、頼りになるサポートツールです。
顧客のニーズに合わせた情報を提供し、購買意欲を高めることで、成約率向上につながります。
また、営業担当者は営業パンフレットの内容に沿って説明することで、一定の水準を保った営業トークを行うことができます。
営業の提案や交渉の場面を想定し、実際の商談で活用しやすい内容にすることが重要です。

効果的な営業パンフレット作成 5つのポイント

ターゲット顧客に合わせた内容にする

どのような顧客に、どのようなメッセージを伝えたいのかを明確にすることが重要です。
ターゲット顧客を特定することで、パンフレットの内容やデザインを最適化できます。

まず、顧客のペルソナを設定し、担当者向けなのか、決裁者向けなのかを明確にします。
ターゲットが購入プロセスのどのフェーズにいるのかを考慮し、そのニーズや課題を具体的に把握することも欠かせません。
そして、顧客が抱える課題を明確にし、自社の製品やサービスがどのようにその課題を解決できるのかを説明していきます。
事例や実績データを活用し、説得力を高めることも重要です。

競合との差別化を明確にする

競合他社と比較し、自社の製品やサービスの強みを具体的に示します。
独自の技術、価格競争力、顧客サポートなどの差別化要因を強調し、顧客にとっての価値を明確に伝えることで、選ばれる理由を明確にします。

視覚的に伝わりやすいデザイン

パンフレットのデザインは、第一印象を大きく左右します。
高品質な写真、イラスト、グラフなどを効果的に使用し、視覚的に魅力的で伝わりやすいデザインを作成することが重要です。
「読む」よりも「見る」ことを意識し、視覚的な要素を適切に取り入れることで、直感的に情報を伝えやすくなります。

とはいえ、こうしたデザインを効果的に作成するには、専門的な知識やスキルが求められます。
プロのデザイナーに依頼することで、より完成度の高いデザインを制作できます。

デザイナーは、ターゲットに適したレイアウト設計や、視線の流れを考慮した構成 に精通しており、情報を的確に伝えるデザインを作成できます。
また、色やフォント選びなどを活かし、ブランドイメージを強化しながら、読みやすく訴求力のあるパンフレットに仕上げることが可能です。

営業シナリオやフェーズを意識した構成にする

営業担当者がどのタイミングでどのようにパンフレットを活用するかを想定して作成するようにします。
商談の流れに沿ったストーリー設計をすることで、スムーズな営業トークが可能になります。

行動喚起(CTA)を明確にする

パンフレットを読んだ顧客に、どのような行動を起こしてほしいのかを明確に示します。問い合わせ、資料請求、見積もり依頼など、具体的な行動を促すためのCTA(Call to Action)を適切に配置します。

営業パンフレットの効果的な活用方法

商談での活用

営業担当者が顧客との商談で使用し、商品やサービスの説明を補完します。
口頭での説明だけでは伝えきれない詳細情報を提供できるため、顧客の理解を深め、説得力のある提案が可能になります。
また、顧客の疑問や不安を解消するツールとして活用できるほか、パンフレットを持ち帰ってもらうことで、顧客の会社内での共有や意思決定の参考資料としても役立ちます。
さらに、商談後のフォローアップにも活用でき、見込み顧客との関係を維持しやすくなります。

展示会・イベントでの配布

展示会やイベントでは、多くの顧客にアプローチできる絶好の機会です。
ブースを訪れた来場者にパンフレットを配布することで、企業や製品の認知度を高めることができます。
その場で詳しく話せなかった顧客にも、後から情報を確認してもらうことができ、名刺交換やフォローアップのきっかけとしても有効です。

ウェブサイトでの公開

ウェブサイトにデジタルパンフレット(eBook)で公開すれば、パンフレットを必要とする顧客がいつでもアクセスできるようになります。

営業パンフレット作成の流れ

目的・ターゲット、用途の確認

営業パンフレットを作成する目的と、ターゲットとする顧客層を明確にします。これにより、パンフレットのコンテンツやデザインの方向性が定まります。

ページ構成や掲載内容を検討する

目的や顧客の課題を仮定しそれに基づいて、パンフレットに掲載する情報を整理し構成を決定します。
例えば、課題解決策、事例、実績、会社概要などが掲載されます。

デザイン・レイアウト

構成に基づき、パンフレットのデザインを制作します。

校正と修正

デザインが出来上がったら、誤字脱字や情報の誤りがないか、念入りに校正を行います。
必要に応じて修正を加え、デザインを完成させます。

印刷と配布

完成したデザインを印刷し、ターゲット顧客に配布します。
展示会、イベント、商談など、さまざまな場面で活用し、営業活動を支援します。

まとめ

営業パンフレットは、営業活動を効果的に支援する重要なツールです。
商談や展示会、ウェブサイトなど、さまざまな場面で活用することで、顧客の理解を深め、購買意欲を高め、成約につなげる役割を果たします。
効果的な営業パンフレットを作成するためには、ターゲットの明確化、競合との差別化、視覚的なデザイン、営業シナリオの構築、明確なCTA などのポイントを押さえることが重要です。
また、プロのデザイナーに依頼することで、より完成度の高いデザインを実現し、視覚的な訴求力を高めることができます。
営業パンフレットを最大限に活かし、効果的な営業活動につなげていきましょう。

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この記事を書いた人

このお役立ち記事は、私がこれまでにお客様のプロモーション課題に取り組んできた経験や、お客様からお寄せいただいた質問をもとに執筆しています。印刷をデザインやマーケティングの観点も交えながら、読者の方に少しでも分かりやすくお伝えする事を心掛けています。